2014年2月1日土曜日

パパメイアンの接ぎ木(デービッド接ぎ)

今日パパメイアンの接ぎ木をした。穂木は会社近くの公園で貰って来た。
接ぎ木の計画をしたのは3年前からだが、穂木を貰える機会を逸しているうちに3年も過ぎてしまった。切り接ぎをする予定でいたが、デービッド接ぎというもっと簡単そうな方法があったので、この方法で接ぎ木をした。



台木となるノイバラ
3年前に挿し木したノイバラ。穂木を貰う機会を逸している間に、幹が太くなってしまった。



台木のノイバラ
掘り起こし根を洗い幹の薄皮を剥いたノイバラ。根が良く伸びている。デービッド接ぎでは、根も上の枝も切らない。このまま台木の幹を削いで、穂木をはめ込む。


パパメイアンの穂木
昨日公園で貰って来た。トゲの多いバラだ・・枝は固く形成層は見やすい。




調整した穂木
穂木を鋭角に切り、反対側を削いだところ。接合部分以外は、全て接ぎ木テープで巻いた。テープで見えないが芽は真上を向いている。通常の切り接ぎとは異なり、デービッド接ぎでは芽が穂木の切断面と直角になるように調整する。
この写真は接ぎ木終了後、余った穂木を使って写真撮影用に調整したもの。作業中は、写真撮影どころではなかった。

台木を削ぐ
写真を撮る余裕が無かったので申し訳ないが、台木を削ぐステップだ。
通常の切り接ぎでは、上の部分が無いので左手で下を持つしか無いが、ナイフで左手を切りやすい。デービッド接ぎは、台木の枝を残すのが大きな特徴。従って枝の部分を左手で持って、台木を削ぐ事ができる。左手がナイフより上にあるので、手を切る事はまずない。


台木と穂木の形成層を合わせる
台木の皮側の形成層と穂木の形成層を合わせる。通常の切り接ぎでは、幹側の形成層と穂木の形成層を合わせるので、穂木の向きが逆だ。穂木はやや斜め上を向く事になる。



接ぎ木テープ(ニューメデール)でしっかり縛る
芽の上は一回だけ巻く。
ニューメデールは良く伸びるので、台木と穂木をしっかりと強く縛る事ができる。その後分解するので、後で接ぎ木テープを取り外す手間も無い。ホームセンターには無かったのでネットで購入した。


仮植え
6号プラ鉢に赤玉土:ピートモス=7:3の土に植え付けた。
土は軽く湿っている程度。あまり土が濡れていると芽が動かなくなるとの事。


鉢にU字の支柱を2本交差して挿し、ビニールのレジ袋を被せて縛り、窓際の室内に置いた。




1)台木の枝を残す・根も切らない
*台木の枝を残す事で、枝の先端部(頂芽)で作られ根に向かって一方向に流れるオーキシン(成長促進に関わる植物ホルモン)を最大限受ける事ができる。
*台木を削ぐ作業の時、左手をナイフより上の枝側で持つ事が出来る。左手がナイフの刃側になってしまう通常の切り接ぎに比べ、手を切る心配は殆ど無い。
*根も切らない為樹勢が強い。根も切る通常の切り接ぎは、保管・流通過程でのコンパクト化が必要となる大量生産者向けとの事。
2)穂木は芽と直角になるように切る
*新芽が穂木から出てきた時、台木の幹や枝にぶつからないようにするため。
3)台木の皮側の形成層と穂木の形成層を合わせる
*通常の切り接ぎでは、台木の幹側の形成層と穂木の形成層を合わせる。このため穂木は真っすぐ上を向く。デービッド接ぎでは穂木の向きが逆で、台木の皮側の形成層と穂木の形成層を合わせる為、穂木はやや斜めになる。
4)新芽が5センチ程伸びて来てから、台木の上を切る。
デービッド接ぎは、場所はとるが簡単でアマチュア向けの方法と言えよう。通常の切り接ぎは、作業後の管理に細心の注意が必要で、熟練した技術を持ち大量生産が必要なプロ向きな方法と思われる。


2014/3/16

芽が、接ぎ木テープを破って出て来た。芽吹きが早い台木のノイバラの方は、かなり葉が開いている。接ぎ木は成功したようだ。3月に入ってからは、ビニールの覆いは取り外した。先週から土日だけだが、外に出して日に当てている。先週の日曜日に、接ぎ木をしてから初めて水やりをした。

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