濡縁とバラのアーチの傍の敷石をリフォームしました。
敷石の作業は悪戦苦闘の日々でした。
上の写真がBeforeです。敷石としてコンクリートブロックが埋めてあります。見た目灰色でちょっと地味なので、リフォームしてみました。バラに合うように、お洒落な赤っぽい石の乱張りに挑戦です。
水糸を引いたところです。凧糸を使って五寸釘で止めてあります。
石を割っているところです。初め電動グラインダーでやってみましたが、あまりうまくいかず、ハンマーで軽くたたくと割と簡単に割れる事が判りました。無理矢理強く叩くと、別の所が割れて失敗します。慣れてくると結構思い通りに割れて、面白い作業です。
写真は石の仮置が終わった所です。作業は正にジグソーパズルでした。空間にぴったりと合うように、石を左右に上下にひっくり返してみたり、別の石に替えてみたりと、なんとか空間に合うように探して埋めて行きます。全行程中一番面白い作業でした。
写真真ん中あたりの縦長の足跡みたいな石は、空間にはまる石を探していた時、丁度見つけた石です。空間にぴったりと入り込みました。まさにジグソーパズルの醍醐味でした。朝の6時頃から始めて12時頃に仮置が終了しました。
仮置した石の下を掘る為に、石を一旦どけなければいけません。
後で組み立てやすいように、数種類の色チョークを使って石に番号と記号をつけておきました。
以前のブロックを取り除き、掘れた穴を均一にならして固めたところです。日も暮れそうになって、一日目の作業はここで終了です。天気予報では明日は雨との事で、チョークが消えたら大変です。敷石の上にビニールシートを敷きました。
2日目も6時頃から作業を始めました。幸い雨は降りませんでした。簡単そうなので、砂決め法でやってみることにしました。写真は砂を敷いて板で平にならしているところです。
夜のうちに雨が降ったらしく、石の上に掛けてあったビニールシートがびっしょりと濡れていました。雨がしみ込んだらしく、一部の石のチョークは消えていました。内心大慌てでした。チョークが消えた真ん中あたりは最後に残し、最初は右の方から組んでいき、番号と模様が判らなくなったら、今度は左端から組んでいきました。チョークに付けた番号と記号は、組み立ての時に本当に役に立ちました。
組んだ石の上からゴムハンマーで軽く叩き、目地にシリカサンドを敷いて、水を上からかけた所です。しかし、敷石の上を歩いてみると、なんか石がぐらぐらします。石の厚さが2センチ位しかないうえに、表面がでこぼこしている為に、砂だけでは安定になりませんでした。そこで、下地に薄くノロを塗り、水で濡らした石をはめ込み、軽くゴムハンマーで叩いて固定しました。
このようにして、石をくっつけた後、一週間石の上を歩かないようにしました。・・幸いどの石もぐらぐらしていません。ノロにはホワイトセメントを使いましたが、普通のセメントのほうが目地の色が落ち着いて良かったかもしれません。少し白が目立ちます。
下は、敷石設置後半年経った写真です。それなりに落ち着いてきました。
ほぼ、1年後の写真です。グラハムトーマスが咲きました。バラのアーチです。右手前には、サルスベリを植えました。