2015年7月18日土曜日

戦争法案と盆栽


 多くの憲法学者がこぞって違憲だと判断する法案が通った。アメリカは、これにより抑止力が高まり戦争は起こりにくくなると評価している。いかにも、「身の安全を守るために銃を持つ」というアメリカ的な発想だ。南シナ海での中国の脅威が高まる中、周辺各国も法案成立、すなわち日本の軍事力強化を歓迎しているようだ。本当だろうか?中国は日本を脅威に思い、更に軍備を強化するに違いない。むしろ戦争の危険性は高まる。自衛隊員は、後方支援の為に世界中に派遣される事になる。先ずは補給路を経つのが戦争のセオリーであるならば、後方支援部隊の自衛隊は真っ先に狙われる。自衛隊の応募者が減ってしまったら、今度は徴兵制の導入か?


どうしても法案を通したいというのであれば、その前に憲法を改訂するのが筋であろう。「日本は戦争をする国になりました」と憲法を変えてから法案を通せ。憲法を無視して、戦争の法律を作るなど言語道断、日本の歴史史上に残る暴挙だ。
日本は戦争で原爆の被害を受けた唯一の被害国であり、憲法で戦争を放棄した国でもある。「戦争を放棄する事により世界平和を呼びかける」という世界の精神的リーダーたる日本の役割を続けて欲しい。




真柏の松柏盆栽  名前は真柏双樹 根元で一本に繋がっている。
枯れ葉を取って盆栽を綺麗にした。